現実から目を背けるというのは気持ちが良いもので。

別に現実から目を背ける行為それ自体が快感を伴うなんてことは決してなく、背けたくなるような現実がある以上、それから目を背ければ相対的に気分が良くなる、気持ちが良くなるというのは、まぁ、当然といっちゃ当然でしょうか。

 

かといって、そんなことしてても完全に開放されたわけじゃないなんてのは、自分が一番よくわかっているのです。

結局問題を先送りにしているだけであって、目線の外には現実がいつも付きまとっているという自覚はありますから、目を背けた現実から発せられるストレスは常に一身に受ける羽目になります。

それが現状自分ではどうしようもない事柄なのであれば、目を背け続けるというのも一つの対処法、正解と言ってもいいのかなとは思いますが、逆にそれが短期的、長期的問わずとも自分で解決できる事柄ならば、それを先送りにするというのは不合理も不合理な行為ですよね。

そんなこと、誰に言われずとも自分自身が文字通り痛いほど理解しているわけですが、悲しいかな、人間っていうのはどうも学ばないっていうんでしょうか、長期的なスパンで物事を考えるのがとても苦手な生き物ですから、目先の快楽に引き寄せられてしまうのです。

 

私の話を人間全体に当てはめてしまっては怒られますかね。

けど、主語っていうのは大きい方が書いてて楽しいですよね。