■
生への執着の話。
自殺の話ってよく目にします。学生が自殺した、パワハラ被害者が、著名人が、色々。
現代日本、というかインターネットに張り付いてるような人間にとっても自殺ってトピックは割合ホットであるというか、本気の度合いはさて置いても、自殺をするかどうか、考えたことある人って結構多いんじゃないでしょうか。
けど死ぬのって怖いし。なんだかんだ人並みに未練あるし。
っていうか死ぬ理由がそこまで無い。だから死んでない。
って言うのが自分で。多分同じ思考の人は世の中に掃いて捨てるほど居る。
勿論そんな生温い話じゃなくて、もっと深刻な状況に陥って未遂、或いは完遂まで...って人が居るのも事実ですけど、最近は特に自殺って単語が軽々しく扱われがちだと思っています。
事実この記事自体が軽率ですしね。
自殺ってのは読んで字の如く自分で自分を殺める、ということですけど、裏を返せば肉体的には生命活動の限界を迎えていないってことで、衰弱度合いに差はあれど生きるつもりがあれば全然生きられるってことですよね。
ただ、肉体的にも生命活動には支障をきたさないけれど、日常生活には支障しかない、なんてことも全然ある話で、それに耐えきれずに自殺を選ぶ人も居るでしょう。
病気や事故に遭った時に関しては自分でも想像つかないのでわかりませんけど、もし寝たきりになってしまうような事になったら自殺を選んでもおかしくはないかなぁと思います。
好きなように生きて早死するか、長生きして大往生するかって割と雑談のネタの定番かなって思いますけど、多分、自分含めて最近は早死したいって人多いんじゃないでしょうか。
自分の場合は、年老いてヨボヨボになった自分を想像するのが怖いというだけの話であるので、数十年後、心身ともに若く保てる技術が生まれて実用化されてるならば、自分は喜んで長生きをするのだろうとは思います。
結局死ぬのが怖いだけなのです。痛いのも苦しいの嫌。
けど、いざ死が避けられないとなったならば、案外すんなり受け入れられるような気もしていて。
自殺を引き止めるだけの未練はあるけど、捨てろと言われたらそこまで執着が無い程度の未練。
果たしてそれは未練と言えるのか否か。
まぁ、そんなことを言っていても、それが本当かどうから実際に死を目前にしないとどうなるかわからないので。
こんなこと言っておいて実際は見苦しく生に縋り付く、なんてことも無くはないですよね。
それはそれで滑稽で面白いかもしれませんが。